失敗しない理想の髪型をオーダーする方法
美容院で、カットやカラー、パーマ、まつエクをオーダーするときどのような頼み方をしていますか?私は、だいたい「いつもと同じで」「おまかせ」と注文していました。満足していることが多いので奇抜な髪型でなければ現状維持で十分だからです。
もう年齢も50代なのでヘアカタログのキレイなお姉さんを指さしたら「おばさんのくせいに年がチゲーよ、顔チゲーよ」って鼻で笑われるんじゃないかと思っていました。それにプロでもないのに専門用語を使ってオーダーすることを恥ずかしいと思っていました。「適当にお願いします」とお願いすることが多かったです。
美容師の女友達曰く、「おまかせでお願いします」というお客さんは多くは、100%おまかせではありません。会話をしながら「お客さんが求めている髪型」を探るのが美容師としての重要なテクニックだそうです。

美容師が知りたいのは、「伸ばしたいのか?切りたいのか?」「軽くしたいのか?重くしたいのか?」あとは思い描く理想も伝えると良いですね。「クールでカッコイイ系か?ふんわりカワイイ系か上品キレイ系か」ということです。こう見られたいというイメージが決まっていると理想の髪型に近づきやすいからです。
具体的なオーダーの仕方は、「前髪は眉毛がギリギリ隠れる長さにしてくだだい」「顎のラインのショートボブで、金太郎みたいに重くなるのは嫌、少し動きをつけて」「耳を出したショートでピアスが見える長さで」「はねると直すのが面倒なのではねにくい長さで」「髪の量が多いから重くならないように」洗いっぱなしでも広がらない髪型」「3ヶ月後のイベントに合わせて長さはキープしたいです」「乾かすだけでスタイルが維持できるのが良いわ」「スタイリング剤を使わなくても手ぐしで整えられる髪型に」
美容院で思い通りの髪型オーダーの仕方
美容師さんのお仕事は、満足していただける髪型をつくることですが、私が「いつもと同じで適当で」と答えるのは、ただ単に美容用語を詳しく知らないからで知らないから適当に仕入れた用語を使ってプロにお願いするのは厚かましい?と思っていたからです。
たいていの美容師さんはよほどの常連でないかぎり、あなたのことをよく知りません。あなたがどんな仕事をしている人で、何人家族で、髪の毛に費やす時間がどれだけある人なのか、知らないことを会話から探っています。でもこのやりとりって「お客さんと美容師さんの打ち合わせ」みたいなものなのです。
「タレントの○○みたいな髪型」とお願いする場合、実際の写真も持参したほうが伝わりやすいそうです。また髪に関して困っていることは伝えたほうが良いとか。「前髪にクセがある」とか「美容院ではキレイに決まるのに家では、スタイルが決めにくい」「コテやアイロンは使わない」「仕事中は、結んでいる。」「染まりやすい」「すぐ色が抜ける」「パーマがかかりにくい」「スタイリングには時間をかけられないし、面倒」「生え際の白髪が目立つ」などです。ヘアカタと全く同じにして!とはお願いできませんが「なりたい自分」と「なりたくない自分」を伝えることで満足の行くオーダーができるんですね。
希望の髪型や髪色の伝え方
希望の髪型髪色を伝える時のやりとりを再現してみました。行きつけの美容室での私のオーダーです。
美容師さん:「髪型お決まりですか」
私:「何も決めていません」
美容師さん:「なにか希望はありますか、カラーの色味とか」
私:「若々しく見えればそれで・・。今若い子の間で流行っている黒髪にしてみようかしら」
私:「暑いからショートカットにしてもいいかしら」→(この時点で思いつきで言っていますw)
美容師さん:「毎日暑いですよね」
私:「髪の毛ドライヤーかけるのも暑くて仕方ないから扇風機で乾かしていますよ。」
美容師さん:「ドライヤーは使っていませんか?」
私:「髪の毛ドライヤーかけるのも暑いから扇風機で乾かしていますよ、おかげで髪バサバサですよ」
私:「ストレートのロングもカッコイイかも」→(これも思いつきで言っていますw)
美容師さん:「どちらにしても長さは変えたくないということですね」美容師さん:「髪の毛はよくしばっていますか」
私:「はいよく縛っています。セットも面倒です」→(どこまでも怠け者発言w)
美容師さん:「○○さん、髪の毛普段からよく縛る方ならショートにすると縛れないからよけい暑いですよ。切りたいなら秋まで待った方が良いですね。髪の毛のセットはしないほう?」
私:「はい、面倒なのでヘアアイロンとか使ったことないです。」
美容師さん:「パーマをかけたあとは洗い流さないトリートメントをワンプッシュすればでまとまりやすいですよ」「髪の毛を縛ったときもストレートロングよりウェーブがかかってたほうが縛ってるだけでもカワイイですね」
美容師さん:「ショートの方がお手入れが大変なんですよ。」
私:「パーマかけた方が楽?」
美容師さん:「パーマをかけたあとは洗い流さないトリートメントをワンプッシュすればでまとまりやすいですよ」「髪の毛を縛ったときもストレートロングよりウェーブがかかってたほうが縛ってるだけでもカワイイですね」
美容師さん:「髪の長さはどうしましょう」
私:「あまり切りたくないです。でも傷んでいると老けて見えるから傷んでるところは切ってください」
私:「前髪に変なクセあって困っています」
美容師さん:「じゃ前髪ストレートで毛先に向かって軽さを出してパーマをかけて毛先傷んでいるところを少しカットしましょう」
美容師さん:「髪の色どうしましょうか?黒い髪に染めると○○さんの髪質だと重く見えてしまいそうですね。若々しく見せたいなら色味をつけた方が抜け感があって上品に若く見えます」
私:「いかにも染めてます!っていうヤンキーやとうもろこしみたいな明るさは嫌いなので、品が良い色にしてください。
美容師さん:「○さん青系の洋服お似合いですもんね」
私:「いや〜自分は好きな色っていうわけではないですけど、青系の洋服着ていると似合うといわれることが多いです。本当は、ベージュや茶系が好きなんですけど着るとしっくりこないんですよ」
美容師さん:「○さんブルーベースだからですよ、
染めてる感じなのは好きではありません」
美容師さん:「わかりました」